| 太田愛さんについて 秋 - 2010/02/05(Fri) 19:10:57 No.1306
横レス失礼します。
10年も前から太田愛さんの脚本のウルトラシリーズを見続けてきた自分にとって、 太田愛さんにあるのは「開拓者」という印象なんですよね。 氏は特撮モノにしてはかなり珍しいタイプの話(超奇天烈キャラの宇宙人、化学兵器を生み出してしまった科学者の苦悩、妻の自殺で世界を守る異議を見出せなくなった隊員・・・etc)を先駆けて描いていらっしゃいました。 そして殆どの作品には「人の絆」というテーマがあります。 清清しいまでにぶっ飛んだ「誘拐協奏曲」「新・Wの悲喜劇」のようなネタ話を書くかと思えば、 見ていてしっかりと考えさせられるような話も書ける人でした。 この部分は「TRICK2」でも見られましたね。
その頃から作りが甘い部分が目立ちましたが、そこまで気にはなりませんでした。 ただ基本が「相棒」では、その作りの甘さが妙に目立ってしまって・・・・・・ 思うに、かつてこの人が携わってきた作品とこの「相棒」に大きな隔たりがあるために 氏の脚色がこの作品に合致しないのではないのかなぁ。 今回に感じたのは、どうにも氏の方に力が入りすぎていた印象です。 思いテーマを引っ張ってきたは良いものの、自分のアレンジと「相棒」の作風の間に溝が生まれて、 そのテーマだけが一人歩きして空回ってしまった・・・・・・ 太田さんが今まで携わってきた脚本は相棒ほど「硬派」ではない作品ばかりだったために、 同じ「重いテーマ」で挑むにしてもその描き方が足りなさ過ぎてしまう・・・ というように考えています。
僕としては、太田さんには今まで相棒に無かったようなネタ話を描いて欲しいのですが・・・ 「テーマ性」タイプの脚本がダメなら、「バードランド」で見られたネタ要素に特化した話を描いたほうが 氏の魅力を存分に発揮できるのではと思います。
長文失礼致しました。 |